はちみつは、近年その甘さや風味だけでなく、砂糖や甘味料にとってかわる健康効果の高い食品としても注目されています。
しかし、はちみつには国産や外国産の違いをはじめ、価格も高額なものからお安い特価品までさまざまな種類があります。どれを選べばよいかわからないと迷ってしまうことも多いでしょう。
近所のスーパーでも簡単に手に入るはちみつですが、あなたが今手にしているはちみつボトルは、正真正銘の本物のはちみつでしょうか?
この記事でははちみつの種類やその違いと選び方について、図解やイラストを使ってできるだけわかりやすくお話していきます。
はじめに、絶対に押さえておきたいはちみつ選び3つのポイント↓をお伝えします。
- 100%純粋な天然はちみつであること
- 非加熱または低温加熱
- 信頼できる専門店で購入する
次に、蜜のもととなる花による違い、色や風味の強弱による違いなどを詳しくみていきます。
そして、はちみつ選びの3つのポイントを基準に選んだ”品種で選ぶおすすめのはちみつ”をご紹介します。よくある質問もありますので、ぜひ最後までご覧ください!
自分のお好みや用途に合ったはちみつを見つけるための参考になれば幸いです。
さあ、魅力たっぷりのはちみつの世界をのぞいてみましょう!
はちみつ専門店 かの蜂 の国産百花蜂蜜をオススメ!
・100%天然・非加熱
・完熟はちみつ
・九州各地の山野などの花から採れた国産百花蜜
はちみつ選び3つのポイントをすべてクリアした本物のはちみつです!
はちみつ選びの3つのポイント
- 100%純粋な天然はちみつ
- 非加熱または低温加熱
- 信頼できる専門店で購入
専門店で、純粋はちみつを選ぶ
はちみつは、その製造過程や成分によって大きく3つの種類に分けられます。
(上の図解を参照)
- 純粋はちみつ
- 加糖はちみつ
- 精製はちみつ
ポイント1:まずははちみつのラベルを見て、「純粋」または「Pure」と書いてあるものを選びましょう。
ポイント2:ただし純粋はちみつと表示があっても、加熱加工されているかどうかはそれだけではわかりません。
はちみつは60度以上の加熱で、含まれている酵素やビタミンなどが損なわれてしまいます。
しかし、効率化のために未成熟のはちみつを早期に収穫し、糖度をあげるために高温加熱されていることがあります。
また保管中にはちみつが結晶化してしまうのを防ぐため、加熱されるケースもみられます。
こういった製品は味や風味、栄養成分が低下している場合も!
ポイント3:そのため、信頼できる専門店ではちみつを購入することをおすすめしています。
生はちみつ、完熟はちみつにも注目!
実際にはちみつを選ぶときに、「生はちみつ」や、「完熟はちみつ」などの言葉をみかけることがありませんか?
はちみつの成分表示に加熱の有無は義務化されていません。
しかし自信のあるショップでは、はちみつに高温処理がされていない天然のはちみつであることを低温加熱の「生はちみつ」として明示しているケースが多いです。
また「完熟はちみつ」とは、みつばちたちが巣の中で熟成した本物のはちみつを採集しているという証でもあります。
このワードに注目することも、失敗しないはちみつ選びのコツです!
- 生はちみつ
- 完熟はちみつ
よくある質問も参考にしてください。
この記事の蜜のもととなる花の違いで選ぶ
ここからは、たくさんの種類のあるはちみつをそれぞれ違った側面から見ていきます。
さきほどご紹介したはちみつ選びの3つのポイントとキーワードをしっかり押さえておけば、あとはお好みで選んでいけばOK!
1種類の花から採れるものの風味を味わったり、色や香りの強い個性的なはちみつを試したり、いろいろな楽しみ方がありますね。
単花蜜
1種類の花などから採れたはちみつ。草花ならレンゲ、クローバー、そばなどが代表的です。
他にも樹木のトチノキ、ボダイジュ、アカシアなど。
みかんやりんごなどの果実の木の花だったり、クリやアーモンドなどのナッツ系の花などもあります。
花ごとの香と味が強く出るため、花の個性を感じやすいのが魅力です。
百花蜜
さまざまな花からとれる蜜が混ざってできたはちみつです。
複数の花の蜜がブレンドされるため、バランスの取れた深い味わいが特徴です。味わいや香りが複雑で、その年や地域によって微妙に異なることも魅力の1つです。
日常的に使う甘味料として、幅広く利用したい方に適しています。
比較的低価格で手に入りやすい。
甘露蜜
植物に付着した樹液や樹上の昆虫が分泌する甘い液体をミツバチが集めたものからできるはちみつです。ヨーロッパなどの外国産のもので多くみられます。
一般の花の蜜とは異なり、ややコクがあり、独特の風味を持つことが多いです。少しスパイシーで濃厚な甘さが特徴で、ビタミンやミネラルが豊富とされています。
日常的に使う甘味料として、幅広く利用したい方に適しています。
比較的低価格で手に入りやすい。
色の濃さ、風味の違いで選ぶ
上の図はUSDA(米国農務省)によるはちみつの7つの色等級分類を元に制作しました。参照元は、GloryBee(1975年にアメリカ・オレゴン州で創業されたはちみつやその他の食品原料を扱う老舗企業)のホームページです。
https://glorybee.com/honey-grades-types#grades
色による風味の違いはなぜ起こる?
はちみつの色の濃さは、風味やクセの強さに影響します。
色は採取された花の種類や、蜜に含まれるミネラルによって変化します。
はちみつの主成分は糖分ですが、ビタミン、ミネラルなども含まれ、これらの違いに影響を与えているのは”花粉”です。
みつばちがあつめるさまざまな花粉の成分によって、はちみつそれぞれの色や風味ができあがるのです。
色の薄いはちみつの特徴
香り・風味がマイルドでクセが少なく、どんな料理にも合わせやすいため、万人向けのものが多いです。
色の濃いはちみつの特徴
強い香りとクセのある独特な風味をもち、栄養やミネラルが大変豊富です。
- はちみつの色は”花粉”の成分でできあがる。
- 色の薄いはちみつは、香り・風味がマイルドでクセが少なく、食べやすい!
- 色の濃いはちみつは、強い香りと風味をもち、栄養が豊富!
品種で選ぶなら!おすすめのはちみつ6選
ここからは、品種で選ぶおすすめのはちみつをご紹介していきます。
まずは、あっさりとしてクセの少なくどんな食べ方にも合わせやすい4種類の百花蜜、みかん、レンゲ、アカシアからみていきます。
次に、栄養分がたっぷりで個性的な外国産マヌカハニーとジャラハニーを。
はちみつは季節によって採れる時期や量が変わるため、品種によっては販売終了になっている時期があります。随時おすすめはちみつの更新をしていきたいと思っています。
百花蜜
- 採取される地域の自然界の様々な花から採集されているため、複数の栄養素や風味がミックスされている。
- 1年中手に入りやすい。
- 単花蜜より価格が安いことが多い。
- 西洋ミツバチよりも、ニホンミツバチによって作られることが多いため、ミツバチ保護につながる場合も。
かの蜂 国産百花蜂蜜
百花蜜のイチオシ商品は、かの蜂 国産百花蜂蜜です。
かの蜂は福岡県にある鹿野養蜂園のはちみつ専門店で、取り扱うはちみつはすべて100%天然・非加熱または低温加熱。
また、この百花蜂蜜は養蜂場のある九州各地で採取された地元生産のもので、品質と価格のバランスのとれた1番におすすめしたいはちみつです!
・100%天然・非加熱
・完熟はちみつ
・九州各地・広島・山口の山野の花から採れた国産百花蜜
みかん
- なんといっても柑橘の爽やかさが魅力。
- みかんの花は花期が短く、採蜜量も少ないため、希少価値が高い。
- 特に国産のみかんはちみつは、特定の地域(愛媛県や和歌山県、九州北部など)で採取されるため、その地域の風味を楽しむことができる。
レンゲ
- 日本人の好むはちみつの味。
- レンゲはちみつは、日本国内で採取できるため、国産の品質と希少価値が高い。
- 田植え前の田んぼにレンゲが植えられていた伝統的な農法が、現在では減ってきています。レンゲはちみつを生産・消費することは、化学肥料に頼りすぎない農業を守ることにつながります。
アカシア
- ニセアカシアと呼ばれるマメ科の北米原産の落葉高木の花から採れる。
- クセが少なく、スッキリとした甘さ。
はちみつをあまり食べたことがない人でも食べやすく、幅広い料理や飲み物に合わせやすい。 - ブドウ糖よりも果糖が多く含まれているため、結晶化しにくく扱いやすい。
- 国産、外国産ともに手に入りやすい。
マヌカハニー
- ニュージーランドにしか自生しないマヌカの花から採れる。原住民マオリ族が薬として利用していたもの。
- 他のはちみつには含まれないMGO(メチルグリオキサール)という抗菌成分が含まれる。
- キャラメルのようなこっくりとしたテクスチャーが特徴。
ハニーマザー マヌカハニー食べ比べセット
ハニーマザーは、1998年に誕生したマヌカハニー専門店で、神戸に店舗を構えています。楽天公式サイトでは、マヌカハニーをはじめ、グルテンフリーのスイーツや飲み物など、健康志向の方にぴったりな商品が豊富にそろっています。
ハニーマザーでは、UMF認証(ニュージーランドUMFマヌカハニー協会が発行する品質証明書)のマヌカハニーを取り扱っています。この認証は、マヌカハニーの純度や品質を保証するものです。マヌカハニー単品でも複数の種類があり、お試しサイズやギフトセット、スティック型まで品揃えが豊富なのも魅力です。
楽天公式ショップでは初回限定価格での販売や、限定セールなど本物のマヌカハニーがお得に購入できる機会もありますので、是非チェックしてみてください!
ジャラハニー
- 西オーストラリア州のジャラの木から採取される、希少性の高いはちみつ。
- 他のはちみつにない抗菌効果をもっている。
- TA(抗菌成分の過酸化水素と食品メチルグリオキサールを測定した値)が高いはちみつ。TA35が最高品質とされている。
- 濃い琥珀色からダークブラウンの色合いが特徴的。
A BUZZ FROM THE BEES ジャラハニー
A BUZZ FROM THE BEES(ア バズ フロム ザ ビーズ)は、西オーストラリア州の無添加のはちみつブランドです。
化学物質や農薬を使用していない環境で手作業で作られたはちみつは、100%天然で添加物や防腐剤などは一切含みません。はちみつの抗菌成分の指標であるTA35の最高品質のジャラハニーをおすすめしています。マヌカハニーよりさらに食べやすいと評判です。
日本正規販売店保証がある楽天市場のナチュラルショップOne&Onlyか、公式サイトでの購入をおすすめします!
よくある質問
- 生はちみつと純粋はちみつはどう違うのですか?
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生はちみつは加熱処理をしていないため、ビタミンや酵素がそのまま残っているのが特徴です。一方、純粋はちみつは100%天然のはちみつですが、加熱処理がされている場合があるため、酵素や一部の栄養素が失われていることがあります。効果を重視するなら生はちみつを選ぶのがよいでしょう。
- 非加熱はちみつはどのようなメリットがありますか?
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非加熱はちみつは、熱処理をしていないため酵素やビタミンなどの栄養素がそのまま残っています。自然そのままの味わいと栄養を楽しむことができるため、健康志向の方に特におすすめです。
- 完熟はちみつとは何ですか?
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完熟はちみつは、ミツバチがしっかりと蜜を熟成させた後に採取されたものです。水分量が少なく、濃厚で豊かな風味が特徴です。高品質なはちみつを求めるなら、完熟はちみつを選ぶと良いでしょう。
- 高温加熱されたはちみつにデメリットはありますか?
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高温加熱されたはちみつは、栄養素の一部が失われたり、風味が変化する可能性があります。ただし、保存性が向上するというメリットもあります。栄養重視の場合は非加熱のものを選ぶのが良いでしょう。
- はちみつを食べると太ることはありますか?
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はちみつはお砂糖よりも低カロリーですが、過剰摂取するとカロリーや糖分の摂りすぎにつながります。はちみつの摂取量の目安は、1日に大さじ1~2杯です。食べ過ぎには注意が必要です。